以前、ある人からこんな話を聞きました。
自分一人では、どんな世界も成り立たないこと。私が今、生かされていることがどれほどありがたいことか。いろんな人のおかげで自分が「在る」こと。すべてのことはつながっていて、分けることができないこと。
だからすべての事象について、自分に責任があり、自分にまだなにかできることがあると考えること。今ある「当たり前」に感謝すること。相手にありがとうと伝えること。
そんなことは分かっているつもりなのに、つい、いつの間にか忘れてしまう大切なことばかりです。
以前の私は、「スタッフが私の想いを理解してくれない」「スタッフが思うように動いてくれない」と、ないことや相手の足りないものにばかり目を向けて、感謝の気持ちを持つどころか、攻撃的になっていたように思います。「患者さんのため」を盾に、スタッフに対する甘えがあったことに、気付かされました。そしてスタッフは、そんな私を受け入れ、一生懸命期待に応えようとしてくれていたのです。
スタッフがいなかったら、Kaneko Dental Officeは成り立ちません。私の歯科医療への姿勢を形にしたのが、この医院ですが、その構成員はまぎれもない、一人ひとりのスタッフです。私が治療に集中できるのも、患者さんにいい治療を提供できるのも、すべてスタッフのおかげです。
口下手な上に、情熱ややる気が先走って細かいことばかり言ってしまう私ですが、スタッフのみんなに心から感謝しています。いつも私をフォローしてくれて、必死についてきてくれて、本当に「ありがとう」。
そして、私が信じる道を歩かせてくれている家族へも、「ありがとう」。
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